雑談:Kickstarter.com と Quirky.com

Category : 雑記
3年程前に「楽しい寄付.com」
なるサイトを考えていた。

日本で寄付と言うと
どちらかと言うと悲しさがつきまとう。

逆に投資と言うと、ビジネス投機イメージもあるものの
お金を美としない日本の文化的背景もあって
お金=黒い、というインチキ臭いイメージもつきまとう。

ただ、世の中にはそのどちらでもない
ちょっと楽しい投資や寄付もある。

それを出来るサイトを「楽しい寄付.com」
と仮に呼び、つくろうとしていた。

ボクはサイトのデザインや内容のつめ
そしてそれを広める事は出来るものの
プログラムの部分が自分では無理で
当時一緒に出来る人を探したが
残念ながら見つからなかった。

幸いそこから派生したあるサイトは
友人の手により無事に日の目を観て
今でも良い感じに続いているが
楽しい寄付.com は実現しなかった。


「楽しい寄付」とは具体的にどんなものか?

例えを書くと、話がそこからもう5、6年前にさかのぼる。
そしてそれがこのアイディアの起源でもあった。

その頃にイギリスから
ある日本人女性の映画監督がLAに遊びに来た。
全く知らない人だったがネットで知り合い
遊びに来た際に自主制作した映画を
ボクが声を掛けた友人達の前で上映してくれた。

映画を自主制作している人の話は良く聞くし
今までも何度か作品を観た事がある。
ただ、指で数えられるぐらい。

クオリティーは興行映画に負けるものの
個性的な考え方や映像は十分面白い。
いわゆるインディーズ映画を観たい
と思う気持ちは強い。

ただ、そんな映画があまり無いのはなぜか?
と映画監督の彼女に聞いた所
制作費が簡単にはつくれないから、と。
その映画の制作費を聞くと200万円だった。

確かに自分でためようと思うと大変な額だ。
ただ、ふと思ったのは
1万円を払ってくれるファンを200人集めれば
それが可能になる。

いわゆる監督としてのポートフォリオと
つくろうと思っている映画の内容で
それだけのファンを集めればいい。
もちろん、投資/寄付してくれるファンには
DVDを先行プレゼントする等
何かちょっとした特典をつける。

友人が面白い映画を創ってくれる事に対し
ボクは1万円を投資/寄付しても良いと思う。
人に食事を奢るのと大した差は無い。
投資/寄付は食事と違い形が残る。

そんな映画の様に、色々なプロジェクトに対し
投資/寄付をできるサイトが
楽しい寄付.com だった。

そして丁度そのサイトを考えていた同じ頃に
ネットで呼びかけ旅費の寄付や
寝る場所や食事提供等のサポートを募り
バックパック世界旅行をしている人が居た。
寄付への特典はその人の旅ブログ閲覧だった。


そして時が過ぎ先日
近所のプロダクトデザイナー、ピーターが創っている
面白いものをここで紹介した。

今から3週間前のその時はまだ商品化されていなかったが
実は今もう商品化の目処がたち3月の配送を待つばかりだ。

そしてそれを実現したのが
正に、楽しい寄付.com のアメリカ版
Kickstarter.com だ。

ボクは今回初めて知ったが、
実は2008年からサイトは始まっていた。

spnKiXのピーターの場合
商品化に必要な $25,000 の目標に対し
300人のファンと $120,300 (!)のお金が集まった。

もちろん最初の投資者には
予定小売価格より安く商品を提供する等の特典がある。

このようなサイトのおかげで
このような大企業が目を向けない様な
個性的な商品が日の目を見るのは最高だ。


少し似た様なサイトで、アイディアやデザインを募る
Quirky.com というサイトもある。
ただ、こちらの場合あくまでも
アイディアやデザイン等を募り、
それに対し閲覧者が人気投票をし
その状況を企業に提供する事で商品化に向ける。

日本でもずいぶん前からQuirkyと同じ様なサイトに
空想生活というサイトがある。

どちらも埋もれたアイディアに光を当てる点は面白いが
あくまでも最終的に企業が儲かると判断しないと実現しない。

やはりそれに比べると Kickstarter.com は違う。
ニッチなアイディアに、コアな少数ファンがつけばいい。

そしてあくまでお金を出すのはファンであって
将来の成功=見返りを見込んだ投資家とはまた違う。
純粋にそのモノを実現させたいだけだ。

これによって世の中に面白いモノやコトが沢山生まれる。
実際日本のポップカルチャーだってそんな所から来ている。

ボクは残念ながらタイミングを逃したが
是非今からでもどなたか Kickstarterの日本版をつくって欲しい。
もちろん逆に日本からKickstarterに投稿するのも良いと思う。


長くなったが最後に、Kickstarterで一億円近くの投資を集めた
プロジェクトをご紹介したい。
集めた額はあくまで最初の額であってこの先も商品は売れるだろう。
流石に大きな額を集めるだけあって万人受けする商品で
ボクも実際欲しくなった。

TikTok+LunaTik Multi-Touch Watch Kits


Hidden Radio & BlueTooth Speaker



1日1応援クリック宜しくお願いします。
にほんブログ村 海外生活ブログ ロサンゼルス情報へ
関連記事

テーマ : ロサンゼルス
ジャンル : 海外情報

Comment

非公開コメント

 
Facebook
カテゴリ
プロフィール

イサム

Author:イサム
1996年に東京からLAに移り、2008年より現在までダウンタウンアーツディストリクト在住。幼少のNYを含めてアメリカ生活約25年。建築デザインの事務所をしています。
Isamu_laをフォローしましょう

検索フォーム
最新記事
最新コメント