署名により救われ歓喜、その後あっさり撤去された壁画

Category : ダウンタウンニュース



少し前に、ダウンタウンの大きな壁画が消え去る
というニュースをお伝えした。

そのニュースはSNS等を介して人々に伝わり
撤去(上塗り)の取りやめの著名運動にまで広がった。
そして、撤去当日までに1万2千もの著名が集まり
ロサンゼルス市長が動き、撤去中止が発表された。

そのニュースを知ったときは
ボクも、なんとも感慨深いというか
人々の力が行政をこの短期間で動かした
という事に感動した。
特にそれが街の機能的な部分の話しではなく
「美」に関わる事だったから。

救われた壁画のニュースはもちろん
nbc の様なメジャーなメディアでも取り上げられた。
(上の動画)

そんなホッとしたニュースを
このブログでお知らせしようと思っていた昨日
なんと、その救済が再び覆され壁画が撤去される
というニュースがでた。

そのニュースが最初いつ出たのか分からないが
ボクがニュースを知った昨日当日
壁画はあっという間に上塗りされ
今日車で横を通ったときは
すっかりベージュの壁になっていた。

2度目の撤去の理由は
壁画のあるサンタフェ・ロフトは
州の歴史的建造物として税控除を受けている事が判明
その為には元のデザインを保っている必要が在る
というモノ。

その代わりなのか
市は Foster the People と共に
ダウンタウンの別の場所に
長い間楽しめる新しい壁画を計画している
とも発表している。

最初の救済が急な判断だったため
後からこの様な事実が判明してしまうのはしょうがないが
騒ぎになる事を避けたかったのか
あまりにも再度撤去の発表と決行が急で
救済決定での高揚の分、落胆も大きい。

建造物の保存というのは
保存の定義がかなり難しい。

見栄えが元の様になればいいのか
それとも建物の存在と街の関係、
つまりその建物がどれほど街に賑わいを創り
街の人々の心に潤いを与えたか、
を元の様に戻すのが大切なのか。

この建物に関しては
昔全く見えなかった可能性のある
建物の側面の色を気にするより
(隣に別の建物が在った可能性は高い)
歴史的建造物として指定される程の
街に対する影響力を考慮するべきだったと思う。


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Author:イサム
1996年に東京からLAに移り、2008年より現在までダウンタウンアーツディストリクト在住。幼少のNYを含めてアメリカ生活約25年。建築デザインの事務所をしています。
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